ワクチンなどの予防治療 予防治療のページ/ワクチンや健康診断

ワクチンについて

犬や猫の感染症を防ぐためには、スケジュールに沿った予防接種を受けることが大切です。
健康へのスタートはワクチン接種から。まず「予防」が重要だと、たきた動物病院では考えています。
感染症の予防はもちろんのこと、入院治療、ペットホテルなどご利用の際にも必要になります。
犬や猫を飼う際には必ず予防接種をしてください。
ワクチンの種類 1年目の接種スケジュール 2年目以降
イヌ狂犬病ワクチン 生後91日齢以降 毎年1回
イヌ8種混合ワクチン 生後2ヶ月目・3ヶ月目・4ヶ月目に1回ずつ 毎年1回

子犬の場合、親ゆずりの免疫(移行抗体)が残っているので、これが切れる時期を見計らって ワクチン注射をすることが大切です。
通常、初回接種は生後6~8週齢です。
イヌ8種混合ワクチンは生後2ヶ月目・3ヶ月目・4ヶ月目にそれぞれ1回ずつ、以降は毎年1回接種。
イヌ狂犬病ワクチンは生後91日齢以降、毎年1回接種。

ワクチン接種の際の注意

はじめてのワクチンでは、確実な免疫をつくるために複数回の注射が必要です。
注射後、免疫ができるまで約3週間は、他の動物に近づけないようにしてください。
注射後は、激しい運動やシャンプーは避けてください。
ときに接種反応がでることがあります。
注射部位の痛みや腫れ、元気や食欲がなくなる、顔や眼が腫れるアレルギー反応などがみられたら、
すぐに当院へご連絡ください。

狂犬病予防法について

飼い主には、狂犬病予防法で狂犬病ワクチン接種が義務づけられています。
生後91日以上の犬は飼い始めてから30日以内に1回、その後は毎年1回注射を受けなければなりません。
また、交付された注射済票を必ず犬につけておかなければなりません。

8種混合ワクチンで予防できる犬の病気

病名 症状
犬ジステンパー 発熱、下痢、神経症状などを起こします。死亡率も高く、怖い病気です。
犬アデノウイルス2型感染症 肺炎や扁桃炎など呼吸器病を起こします。
犬伝染性肝炎 嘔吐や下痢、食欲不振などが起こり、眼が白く濁ることもあります。
子犬では突然死することもある怖い病気です。
犬パラインフルエンザ 咳や鼻水、扁桃炎などを起こします。
アデノウィルスや細菌と一緒に「ケンネルコフ」とよばれる犬の風邪症候群をひき起こします。
犬パルボウイルス感染症 血液のまじったひどい下痢や嘔吐を起こす腸炎型がよく知られています。
伝染性が強く、死亡率も高い怖い病気です。
犬コロナウイルス感染症 腸炎をひき起こす感染症です。下痢や嘔吐が起こります。
犬レプトスピラ病 細菌によって腎臓や肝臓がおかされる、人と動物共通の怖い伝染病です。
歯ぐきの出血や黄疸がみられる黄疸出血型と高熱、嘔吐、下痢を起こすカニコーラ型があります。
アウトドアで活動する犬ほど感染しやすいので、予防が大切です。
ワクチンの種類 1年目の接種スケジュール 2年目以降
ネコ3種混合ワクチン 生後2ヶ月目・3ヶ月目に1回ずつ 毎年1回

子猫の場合、親ゆずりの免疫(移行抗体)が残っているので、これが切れる時期を見計らってワクチン注射をすることが大切です。
通常、初回接種は生後6~8週齢です。 ネコ3種混合ワクチンは生後2ヶ月目・3ヶ月目にそれぞれ1回ずつ、以降は毎年1回接種。

ワクチン接種の際の注意

はじめてのワクチンでは、確実な免疫をつくるために複数回の注射が必要です。
注射後、免疫ができるまで約3週間は、他の動物に近づけないようにしてください。
注射後は、激しい運動やシャンプーは避けてください。
ときに接種反応がでることがあります。
注射部位の痛みや腫れ、元気や食欲がなくなる、顔や眼が腫れるアレルギー反応などがみられたら、
すぐに当院へご連絡ください。

3種混合ワクチンで予防できる猫の病気

病名 症状
猫ウィルス性鼻気管炎 ヘルペスウイルスによる感染症で、ひどいクシャミ、咳、鼻炎などの呼吸器症状のほか、結膜炎をひき起こします。
猫カリシウイルス感染症候群(FC-7) かかりはじめはクシャミ、鼻水、発熱など、症状は猫ウイルス性鼻気管炎にたいへんよく似ています。
猫汎白血球減少症 白血球が極端に少なくなる病気でパルボウイルスが病原体。
高熱、嘔吐、食欲がなくなり、下痢がはじまると脱水症状となります。

健康診断

年に1回のワクチン接種やフィラリア検査の時など、一緒に健康診断をお勧めします。
見た目は元気でも検査をしてみると、どこかに異常がある場合もあります。
まだ症状がでる前に治療していけば、その分早く治る可能性が広がります。
言葉のないペットに変わって、検査は多くのことを語ってくれます。
ぜひご相談ください。

健康診断のタイミング

1歳を過ぎたら年に1回、7歳を過ぎたら半年に1回は健康診断を受けましょう。

健康診断って何をするの?

検査項目は年齢や状態を相談の結果決定していきます。
基本的には血液学的検査、血清化学的検査を実施します。
心電図やレントゲンなどは実施する場合としない場合とがあります。
糞便検査や尿検査については、検体がないとできない検査なので、事前に採取して持参してください。
いずれの場合もご予算などは相談、提示してから実施いたします。
どうぞご安心ください。

検査の種類 内容
血液学的検査 赤血球数・白血球数・ヘモグロビン量・血小板数・ヘマトクリット値などを調べます。
血清化学的検査 血液の中の化学的成分、無機物・糖質・脂質・酵素などを測定します。
レントゲン検査 主に心臓や肝臓などの臓器の形の異常や腫瘍の有無を検査します。
糞便検査 虫卵の有無などを検査します。
(直接塗抹法および浮遊法)
尿検査 腎臓、膀胱などの泌尿器系の検査をします。
(試験紙および顕微鏡学的検査)